mindovermoney1
知らないから損をしている!なぜお金が貯まらないのか?-mindovermoney1
大抵の場合、
繁栄し続ける人がそうなった理由の一つは、
お金の管理が慎重だからです。
決して、
果敢な起業家精神とか
大胆な投機のためばかりではありません。
苦しい思いをしたくなければ、しっかり稼いで賢く使うだけでなく、
将来の備えを十分にして、投資して貯蓄する術を知っておかなければいけません。
お金に関して、心理学がこれほど物を言う分野は他に無いと言っていいのです。
それでも貯蓄はなかなかできないという人が多いです。
貯蓄をしたくても、生活していく上で常に誘惑があります。
あるタイプの人が、ある貯蓄プランで成功したからといって、
別のタイプの人もうまくいくとは限りません。
認知心理学の実験結果では・・・
認知心理学の実験結果によると、
人は、膨大な情報を扱う時、
しかもデータが曖昧な時、判断を間違えやすくなるといいます。
しかも、自分にとって都合のいい判断を下す傾向があると言うのです。
都合のいい判断は必ずしも適正な判断ではありません。
学長Xの記憶では、こんな研究結果があります。
カナダの大学での実験だったと思います。
被験者に「死刑執行は必要か?」という質問をします。
YESとNOの被験者を、50対50のグループに分けます。
そして、両グループに対して、
死刑執行に関する「同じ調査書」を見せます。
すると、両グループ共に、確か「80%」が
「自分の意見は正しい」と判断したのです。
人は、自分に都合よく判断してしまう生き物なのです。
例えば、洒落たホテルのテラスで飲むジントニックは、一杯1500円でも納得なのに、
スーパーマーケットのジンのボトルには一瓶3000円以上は絶対に出さない。
同じことが貯金でも起こります。
1500円はどの1500円でも同じかと言うとそうではありません。
例えば、別の口座に預金があるのに借入する人もいます。
よく考えてみると、まるで意味がないのです。
こちらがローンに払う金利は、銀行預金の金利を大幅に上回るのです。
ですが、そういった借入があると、財布の紐を引き締める上で効果があります。
同様に住宅ローンを組む時、大半の人は必要額をやや上回る金額で組みます。
貯金を全て住宅購入に注ぎ込んで、借入額を下げることはしません。
本書では「お金と付き合うヒント」としてこのようなことを言っています。
貯金上手になりたいなら、
心機一転するだけでは何も変わらない。
行動パターンは変わらないことを認識して、
別のアプローチを試してみる方がいい。
https://bookx.life/omouhamaneku/
クラウディア・ハモンドの書籍
mindovermoney1